【4】最強の武器は『飯』 地域で逆張り起業の道
こんにちは。特に準備もなく気仙沼に移住しちゃったもんだから
夏服しか持ってきてなくて気温10℃の中だいたい半袖の加藤です。(マジで東北の冬は寒い)
気仙沼で面白いことをして行こう!と思った手前全くの0からのスタートなので
頭の整理をしつつ発信したらエンタメになるんじゃね?と思いブログに書かせてもらいます。
なんかバタバタとやってんなーくらいで思って生暖かい目で見ていただけると嬉しいです。
さて
『うおー!気仙沼からひと旗上げてやるぞ!』
と意気込んで意気揚々と仕事を辞めてきたわけですが
全くもってビジネスプランも持ち合わせていなかったので6月からは、アンテナをビンビンにして
『気仙沼の武器探し』をしてました。
これがいくつもいくつも出てくるのですが、なんだかんだやっぱし
『飯』なんですよね。これはまず揺るぎない。
とにかく飯がうまい。
『飯』は飯でも海産物
カツオとかサンマとかフカヒレとかワカメとかメカジキとかメカブとかマグロとか
ホタテとか牡蠣とかホヤとかとかとか(書ききれない!)
それに対して気仙沼市民はといえば、
サンマが取れればみんなで喜ぶし、カツオが日本一の水揚げ量が決定したらどーんと新聞に掲載されるのが日常なんです。
とまぁ世界三大漁港の一角を担っている三陸沖ならではのアイデンティティーをビシビシ感じさせてくるし、産業も漁業を軸に成り立っているのです。
魚を届ける際に使う氷屋さんとか、箱屋さん(発泡スチロールのこと)とか。
とにかく気仙沼スピリットに海産物は必要不可欠なものだなと感じざるを得ない。笑
この海産物は気仙沼スピリットと相まって気仙沼の『最強の武器』だなと。
と、めちゃくちゃ強そうな武器を再発見したわけですがこんなのは誰にでもわかることですね。だからここからが面白いところで、考えないといけないところは
令和時代においてその武器(海産物)の価値をどうやってつけていくのか?
です。
つまり獲れたての脂の乗りまくったピチピチのサンマを誰にどのように届けるのか。
そこにどのような価値を発生させるのか。
つまりは、新鮮でうまい!だけでは勝てなくなってきている中で、新しい価値をつけていかなければ勝つことはできなさそうです。
たとえばサンマに関してこのようなことが事実としてあります。
豊漁時のサンマは餌も豊富にあるから脂も乗っているいて値段も安い。
不漁時のサンマは餌も不足していて痩せていて脂も乗っていない上に高い。
うまくて安い年もあれば比較的美味しくないけど高いという年もある。
こんな「え!?ありえないんだけど!」って言っちゃいたくなるほど一見理不尽なことかもしれませんが、
自然相手だからこそここにめちゃくちゃストーリーが出てくるんですね。
気仙沼の『今』を伝えて、今年のサンマは不漁だし脂が乗っていないけれど
なかなか獲れていないサンマを食べられている喜び、それはそれで美味しい食べ方があること。
でもやっぱり来年は脂ノリノリのサンマも食べたいねっていう コト 会話に『価値』が発生します。
だから必ずしもうまいサンマだけに『価値』があるということではなく、
人と人のコミュニケーションを生み出した脂の乗ってないサンマにも『価値』はある。
どうせ食べてもらうなら、1回きりじゃなくて毎年届くサブスクリクションにして毎年食べ比べしてもらった方がストーリーになるよねってことです。
さらには誰がとったのかがわかって仲良くなったり、自分も生産活動を体験した暁には
ストーリーは濃くなる一方ですね。
これが次世代の気仙沼の最強の武器『飯』の使い方だと思っていて、
また考え方のベースは一緒だけど食材によってストーリーの持たせ方が違うのでワクワクしています。
じゃあその武器どこで使っていくの?誰に使っていくの?みたいなことも考えているので、また書かせてもらいますー
本日もよき1日となりますようにー